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help リーダーに追加 RSS ドライブ不良のプレイステーション2を修理せよ 〜後編〜

<<   作成日時 : 2009/07/04 00:24   >>

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前編はコチラ

というわけで、ドライブ不良のいわゆる“ジャンク”プレイステーション2をわざわざ修理ネタのために(笑)手に入れたのである。たった千円で(送料は別)。
プレステ2からはずいぶんと遠ざかっていたが、またちょっとやってみたいな、と。いや、本格的に遊ぶ時間なんてきっとないんだけど。ソフト買わないしね。
見ようによっては、壊れたゲーム機を修理するミッション自体が、壮大なアドベンチャーゲームだとも言えるが(笑)。

【注】私“はりモグラ”は、豊富な感電経験(笑)を持つ程度に機器をばらしているので、こうして修理にも挑戦したりします。だからと言って、決してこれを読んでいる皆さんにこうした作業を推奨するものではありませんし、真似をして機器を損傷したり、自分が損傷したりしても一切の責任を負いません。やるなら自己責任で!※こんなことをいちいち注意書きしなきゃならんなんて、社会全体がずいぶん幼稚になったもんだ…。
あ、でも間違いなく言えるのは、真似してもいいけど、お風呂に入りながら作業するのは止めてね、ということ。死亡フラグ発生だから。

あと、もっと分かりやすく作業状況を参照するならココ
僕も忘れがちなので、作業前には一度ここを見て中の仕組みを確認するようにしている。やってることはほとんど同じだが、無論、当方のブログがフォロワー(簡単に言えばパクリ)な点は言うまでもない。

―以上、前編より引用。てめえのブログから引用かよっ!<自己ツッコミ


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ここまで作業しつつ思うに、今回のケースでは、ゲームを読み込まない根本的な原因はレンズの汚れではなくて(汚れてはいたが)、ピックアップ自体が適正な高さにホールドされていないことが決定的なようだ。本来ならトレイの動きに合わせてピックアップが上下するはずなのだ。なのでトレイを一度分解してメカの「位相合わせ」をしてみることにする。
トレイはここの2本のビスで留まっている。トレイをまたいだ反対側は、単純にレールを兼ねるツメに引っ掛けてあるだけ。
ちなみに作業台の替わりになってるのは、自分の膝枕www

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トレイを外した。

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位相がずれるのは、トレイの滑りが悪いせいか? ホントは良くないと思うが、なかなか分解する機会もないし、レールに沿って薄ーくセラミックグリスを塗布してみる。向後、埃は厳禁だ。

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滑りが悪いだけじゃなく、本来“滑ってはいけない”ところが滑ってるのでは?
ということで、トレイの吐き出しとピックアップの上下運動を一手に握るモーター&ギヤ部分をチェックしてみる。
ちなみに「そのネジ」はそこのカバーを外すネジではありません>過去の自分へ

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余計なネジも外してしまったが、それはさて置き、カバーが外れた。中はこのようになっている。左側の大きいギヤが、トレイの吐き出し、引き込みを行っている。
そして白色の細長いアーム部品がギヤと連動して左右に移動することで、ピックアップユニットを上下させる役目を担っているわけだ。
で、モーターからの力をギヤに伝達するプーリーのゴムベルトが経年劣化で滑り、トレイを吐き出せず、ピックアップを押し上げられなくなったんじゃないかという予想に自信満々、は○たいらさんに3千点。

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ベルトを外す。本来は目の細かい紙やすりでゴムの表面をちょちょっと荒らしてやれば摩擦力が回復するんだが、生憎と手持ちに紙やすりがなかった。
もちろん交換部品もないし、アルコール洗浄も相手がゴムだけにちょっと影響が不安なので、最も簡単な方法、濡れタオルで磨くという初歩的な手段に出る。
磨いてみてベルトに触ると、キュッキュッといい感じで滑り止めが効いてる。これで当座は十分だろう。

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すでに清掃の終わったレンズ以外の残りの部品を丁寧に清掃していく。埃・ゴミは全部取り払って、ピックアップのレール上の古いグリスもアルコール綿棒でこそぎ取り、新たにセラミックグリスを薄ーく塗布。その他、とにかく手の届くところなら全部キレイにするつもりで入念に。むしろ無事に直ったら、世話になった人にプレゼントで呉れてやるくらいの心意気で仕上げるといいと思う。

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位相合わせは、まずトレイを外した状態でアームの先端のポッチ(ドライバーで押さえている部分)を写真のように外側から内側に向かってスライドさせる。と、ピックアップが上昇してきて終端で水平位置にまでくる。これがトレイが収納された時の状態だ。

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その位置を保持したまま、トレイを組み付ける。トレイ固定用のネジは収納状態に組めてから締めるようにしよう。でないとトレイを挟んで反対側のツメの下にトレイを通すことができず、知恵の輪状態に…。

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「位相合わせ」完了。ビスで元通りに固定。

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せっかくここまでバラシたんだ、裏側から直アクセスできるので、禁断のレーザー出力調整をしちゃったりする。CDとDVDそれぞれの半固定抵抗を「高周波ドライバー」で時計回りに回せば出力アップ。ただし調整はシビアだ。2ミリも回せば確実にピックアップを昇天させると思った方がいい。今回は事前にピックアップの読み込み性能を確認したわけではないので、触るか触らないか位の微細な調整にとどめた(それでも結構変わってるハズ)。

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気になっていた排気ファンも外してお掃除。

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すでにファンの役目を半分果たしていない状態。

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ピッカピカ。これでまたしばらくは安心♪

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“せっかくだから”その2。普段なら開けないトコロまで…

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徹底してお掃除お掃除。

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清掃完了。分解とは反対の手順で組み立てる。

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分解&組み立ての際、コントローラー差込部の一体型ユニットがベースとなる基板とフラットケーブルでつながっているので注意しよう。写真は組み立て時、ラッチを戻してケーブルを固定しているところ。

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なんとなくだが、フタを閉めてしまったほうが修理が成功するような気がするんだ…。ジンクスとも、“あがき”ともいうが。

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今回の修理作業を締めくくるに相応しいゲームタイトル、その名も「決戦」。“はりモグラ”のいつもの修理のお供である。
そう言えばこのゲーム。長年所持しているが、未だにオープニング・デモまでしか見たことがないなぁ(笑)。

で、いざ起動。

…シュルルルルルルル…(画面真っ暗のまま)

あっれぇ〜、最初と全然変わってないなあ。トレイは回ってるんだけど、全然読み込むそぶりがない。



もいっちょ起動。ポチ(リセットボタン押下)。

…シュルルルルルルル…(画面真っ暗のまま)



ダメだ、やっぱやり直すか。
試しにトレイ排出ボタンを押してみると、

ガ、ガガッ、ガリィィィィ…(排出せず動作停止)

この異音はなんざんしょ。
最初の動作検証時と同じ、やはり相当の力で手で引っ張らないとトレイは自力で出てこれない。引き出し量がある程度までくると突然反応して、がしょ〜おん、って出てくるんだけどね。
仕方なく、もう一度ケースを開け、今度はドライブの蓋を開けた状態で通電し(写真は割愛)、排出ボタンを…の前に、おや?

やっぱりピックアップが落っこちたまんまだよっ


いきなり根本的な事実に気づき、すぐさまトレイを分解。動作の仕組みを眺めながら不良個所を推測していく。
ここがこうなって、こうきたらこう動いて、だから…

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トレイの裏を見て、あれ? ピックアップを上下させるリンク・アームのポッチが嵌まる、レールの屈折部のガイドが折れてるぞ。
そう言えば最初に分解したとき、カラカラっと小さなプラスチック片が落ちてきたっけ、とゴミ箱をあさると、それらしいカケラが出てきた。
…わかった!「見えるぞ、私にも敵が見えるっ!」

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わかった、と言いつつ分かりにくい写真だが(笑)、説明すると、90°曲がる部分の外側のガイドが根元から折れていたのを瞬間接着剤で接着したの図。

ピックアップのリンク・アーム先端のポッチはこの溝を走るので、90°曲がったところで強制的にリンク・アームを横方向にスライドさせるわけだ。アームが横方向にスライドするとピックアップが持ち上がってくるのは「位相合わせ」で示した通り。
逆にトレイを排出する時は、トレイを前後に動かすためのモーターからリンクしているギヤで、アームを縦方向の溝の位置まで圧し戻すのだろう。
つまり、トレイが収納されてもピックアップが正しい位置にいないから、どんだけレーザーを照射してもDVDに当たらないというわけ。
また、トレイ排出時は、モーターがアームを動かすためのギヤを回そうとするが、アームは元から排出時の位置にいるままなのでギヤはそれ以上回ることができず、結果的にモーターのトルクが勝ってギヤが音を立てて滑ってしまい、さらにはそこでモーターのトルクが消耗されるためかトレイを自力で排出させるには至らない、ということだろうと思われる。

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瞬間接着剤だけでは不安。なのでここは小加工することに。
書き込みに失敗した、いらないCD−Rがあったので、三角形に2〜3片切り取り、瞬着で張り合わせて即席の補強部品を作成。ちなみにこの三角形の形はそれなりに考えて切り出している。

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折れたガイド部分に沿わせるように補強した状態で瞬着で固定。ほら、形もピッタリでしょ。これでもう二度とこの部分が負けることはないだろう。

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実験というか検証。通電させてトレイ排出ボタンをポチッ。スムーズに排出。

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もう一度トレイのボタンを押下して、今度は収納。これまた完璧な動作を実現。

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そしていざ、「決戦」起動へ。画面には、何十回となく見てきたwタイトル映像面が何事もなかったかのように厳かに浮かび上がった。
その後、オープニングデモの動きや、コントローラーでのボタン操作をいくつか試し、すべての動作に問題がないことを確認して終了。
「決戦」は再び日の目を見ることのない本棚の一角へと戻った(笑)。

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外装とコントローラーを清掃してお仕舞。
またつまらぬものを直してしまった…。


後日、「“せっかくだから”その3」として、修理成功記念に久々にプレステ2のゲームソフトを買いに繰り出した。
しかし、もともと高いお金を払ってまでしてロクにやりもしないゲームソフトを買う気などそれほどなく、ましてや、いくら安かろうと所謂クソゲーに手を出す気など毛頭ないので、ベストな選択肢として落ち着いた先は500円で手に入れた「決戦2」だったというのはネタでも何でもない事実だ。
まあ、少なくとも中山エミリが芸能界を引退するまでは、「決戦2」で遊ぶ機会はおそらくないだろうと思われるが(笑)。
決戦も、決戦2も、どういう内容のゲームなのか未だに知らないんだよね、これがまた。(独り言)

以上。これにて、ミッション・コンプリート!!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最終的にはしっかり修理されましたね。さすがです!
しかし、何だか不憫な「決戦」(~_~;)
ジャンクPS2を購入した目的がゲームをすることでなく修理完了がゴールなのですね。もし、ウチのPS2が壊れたら、はりモグラさんに送り付けちゃおうかな?
とも
URL
2009/07/05 22:15
ともさんへ。

いつもコメントを寄せて頂き、ありがとうございます。

>最終的にはしっかり修理されましたね。さすがです!
いや、全然。コンデンサやら電源やらに不具合があったらハンダ技術のない僕にはお手上げです。所詮そんな腕です。

>しかし、何だか不憫な「決戦」(~_~;)
「決戦2」なんてもっと不憫ですぅ(笑)

>もし、ウチのPS2が壊れたら、
僕の居住地はたまに離島扱いされる“島”ですんで(笑)、往復の送料だけで中古のPS2が買えちゃうかもです。

そうそう実は、ともさんの過去の日記、「(ラフェスタの)バッテリー交換」を仔細に見ながら、次のネタを実行に移しているところです。無事実験成功となりましたらアップさせて頂きますんで見てみてください。もちろん失敗した時はアップしません(笑)。
(そちらはすでに暑そうですけど)夏本番に向けて、ラフェ(というか日産車)のウィークポイント潰しの必見のネタとなる予定です。お楽しみに。
はりモグラ
2009/07/07 14:54

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